衝立は、襖障子や板障子、組子などの下部を台座に挟んで垂直に立たせたもので、間仕切りや目隠しに用いられてきました。
屏風と比べてかなり小さく、簡易的な間仕切りとして、玄関先に置くことで来客から奥の室内への視線を妨げるような使い方もされています。
衝立の修復作業は、外枠・台座部分の修理であるか、中の襖部分の修理であるかで内容が大きく変わります。
枠部分に関しては、表具師の専門外な場合も多く、専門の職人との共同作業になる事もあります。白根は仏壇の産地という事もあり、漆(うるし)の塗り替えに長けた漆塗り職人が大勢います。
(襖の縁の漆塗り替えもお願いしています)
中の襖部分については、従来の表具師の技術にて修復作業を致しますので、まずはご相談下さい。